マンション高層階にお住みの皆さん安心していませんか?

狙っていますよスパーダー泥棒が!!
こんばんは,マツモトマコトです。
【事件概要】
『元祖蜘蛛男』逮捕
マンションの壁を素手でよじ登って室内に侵入し、現金を盗んだとして、大阪府警西成署は26日、住居侵入と窃盗の容疑で、大阪市西成区の無職男(76)を逮捕、送検したと発表した。「生活費のためにやった」と容疑を認めている。これまでも同様の犯行を繰り返し、捜査員の間で「元祖クモ男」と呼ばれていたという。
逮捕、送検容疑は5月、西成区内のマンション3階ベランダから部屋に侵入して現金6千円を盗んだり、同府吹田市内のマンション4階に忍び込み、現金2千円とスニーカー(5千円相当)を盗んだりしたとしている。
同署によると、男は「登りやすいマンションを物色した」と供述しているという。
<産経新聞記事引用>
というニュースが掲載されていました。
まず率直な感想として,犯人の76歳という年齢で『元気やなー』ということともう一点は何よりも低額とはゆえ,被害者にとって知らない間に知らない人に1番落ち着く場所に侵入され汚されたことは非常に気の毒だなと感じました。
被害に遭われたのは残念ですが人的被害がなく本当によかったです。
今回の事件は,3階や4階と低層階ですが普通に14,15階でもベランダから侵入されて被害に遭うという事案は度々あります。
というのも高層階の方が第三者に見られるリスクが低い上にベランダの施錠等の当たり前のセキュリティが低層階に比べて低いからです。
留守にする時は,玄関の施錠をするのは皆さんされてると思いますがベランダは空気の入れ替えて等で開けたままにしていませんか?
侵入されてしまいますよ。
【犯人の特徴】

こんな分かりやすい泥棒はいてません。
手にピッキング用具を持っていますがそれはまた後日お話します。
犯人はごく普通の格好しています。
Tシャツ・半パンやスーツ着用でビジネスバッグを持っていたり等,違和感が殆どない格好しています。
街に溶け込んでいます。
グループで来ている場合は,マンション直近でずっと携帯している仲間がおり,それは実行犯に警察が来たりマンション住民が帰って来た等をリアルタイムで報告する為に必ずと言っていいほどおります。
経験上グループ犯の場合は,ベランダからというより,ピッキングやサムターンの者が多かったですが,どっちにしても泥棒は泥棒です。
怪しい奴がいても変に声を掛けないで下さいね。
それが中国人窃盗団であれば99%何かしらの武器を持っていますから。
現行犯逮捕,通常逮捕を何度もしましたが所持品検査をしたらバタフライナイフ,出刃包丁,熊撃退用催涙スプレー等色々持っていました。
【ターゲットにされやすいマンション】
『ワンルームマンション』
住人は単身者が多いので平日の日中は留守になっていることが多い。
オートロックは関係ありませんのでオートロックだから安心とは決して考えないで下さいね。オートロックは逆に考えると中に入ってしまえば外から隔離されてますので犯行に余裕ができますので。
実際,14階建てのオートロックマンションで平日の昼間,グループの犯行で数時間の間に,12戸空き巣被害に遭ったという事案もありました。
だからと言ってオートロックが危険という意味ではなく,オートロックを過信し過ぎなで下さいということです。
『ベランダや共有部分の囲いが高いマンション』
単純に一旦中に入ってしまえば外部から見えにくいからです。
プライバシーも大事ですがあまり見えない作りになっていると被害に遭うリスクが増えてしまいます。
『人通りが少ない道路に面したマンション』
これは一概には言えませんが多少あると思いますので一応書いておきます。
やっぱり犯人は人に見られることを嫌いますので狙いやすいということがあります。ただし,人通りが多くても常習者は,先に書いたように街に溶け込んでいますので堂々としています。なので,犯人によっては関係ない者も多いのは事実です。
一つここで勘違いしてはいけないので人通りが少ないというのは徒歩や自転車の通行量ですので,幹線道路沿いで車がたくさん通っていてもあまり意味がないです。
『管理人さんがいないマンション』
このままです。
管理人さんがいてくれたら定期的に巡回もしますし,住民じゃない人が通ったら分かりますよね。
犯罪者は人が一番怖いのです。
『カメラやホームセキュリティがないマンション』
最近の新築マンションであれば防犯カメラは殆ど設置されているんじゃないですかね。当たり前ですがやっぱり犯人は見られることや証拠を残すことを非常に嫌いますのでカメラがきっちり設置されているところは避けます。きっちりとは数は少なくても必要なところはしっかりと抑えているマンションです。
また最近では,ホームセキュリティを最初から標準装備しているマンションも増えています。ホームセキュリティが設置されいれば,せっかくオートロックを突破して侵入しても時間が掛けられませんので。
センサーが2重感知した時点で警備会社から警察に通報してくれますので,警察官や警備会社が数分で駆けつけて来るので犯人にとってはリスクが高いです。
以前,ネット等でホームセキュリティを入れている方がお金持ちと思われ侵入されやすいと見たことがありますがそんなことは殆どないです。
私ならセキュリティが設置されている家とされてない家ならセキュリティがない家に侵入します。
以上4点を例に上げましたが細かい点を言っていけばもっともっとありますが大きいものを上げたらこの4点なので該当する方やこれから住もうと考えている方は参考にして下さい。
ベランダからの侵入経路は,大阪の場合は低層階でしたので下からパイプを使って上がることも可能ですが高層階であれば下から腕力だけで上がることは不可能に近いですし,人から見られるリスクも大ですよね。
高層階の場合は,屋上からの侵入です。(ベランダからの侵入の場合)
屋上には貯水槽とかがあり,屋上に上がる経路は柵や鍵が掛かっていても大抵のマンションにはあります。
泥棒は入れる手段があれば何処からでも入ります。

【まとめ】
今回はベランダからの事案を紹介しましたが高層マンションでの侵入盗の大半はピッキング,サムターン回し,ガラス破りです。
それでも,一部はベランダからの侵入もあります。それを防ぐ為にも先に書いた【ターゲットにされやすいマンション】を参考にして防いで下さい。
① ワンルームマンション
② 共用部の囲いが高いマンション
③ 人通りが少ない道路に面したマンション
④ 管理人さんがいないマンション
⑤ カメラやホームセキュリティがないマンション
これから引っ越しする,次に引っ越しする時の参考にしてもらえれば幸いです。
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