【スキミング対策】クレジットカードの使用は要注意

皆さんはクレジットカード派か現金派どちらですか??

私は最近は,クレジットカードです。現金持ち歩かなくていいから安心ですしラクですよね。

最近は,電子マネーも増えてきて,キャッシュレス時代が急加速してるようにつくづく感じます。

マツモトマコトです。

昨日こんなニュースを見かけました。

クレジットカード情報の不正利用

居酒屋の従業員の男が、客のクレジットカード情報を不正に使って、インターネット通販で買い物をしたとして、警視庁に逮捕されました。

窃盗などの疑いで逮捕されたのは東京・大田区大森北に住む米山聡容疑者(35)です。米山容疑者は2018年3月から4月に、他人のカード情報を使い、コートや腕時計など合わせて約3万8000円分の商品を購入した疑いが持たれています。

警視庁によりますと、米山容疑者は勤務する店で会計をする時に60代の男性客のカード番号や有効期限などを書き写していたということです。調べに対し、米山容疑者は「当時、お金がなかった」と容疑を認めています。警視庁は余罪があるとみて調べを進めています。

飲食店やカーディーラー等だと席に座ったままクレジットカードを渡し,支払うことってよくないですか?

そういう場合だと書き写されてもそんなに時間掛からないですし,分からないですよね。

今回の事件は,アナログ手法で情報を盗まれていますがクレジットカードの情報を盗む手段としてご存知の方も多いと思われますがスキミングという手法があります。

実際に平成29年のクレジットカードの不正利用の被害総額は

なんと約236億円!!

となっています。

そこで今の時代クレジットカードを持っていないという人はほとんどいないと思いますので今回はスキミングについて話したいと思います。

スキミングとは

スキミングとは,クレジットカードやキャッシュカード等の情報を読み取る特殊な装置『スキマー』を使用し,その情報を基にして偽造カード作成し,不正利用する行為です。

こんな感じの物とか,

こんな感じの物とかあと,ATMに細工されて取り付けられていることもあるので要注意です。

セブン銀行のホームページに親切に掲載されていましたので注意喚起の為,お借りしましてATMに装着された場合は,上記画像のようになっています。

セブン銀行HP

正常なATMとスキマーが取り付けられたATMが並んでいたら違和感を感じますがスキマーを取り付けられたATMだけだったら気づかないですね。

このように悪い犯罪者達は,あの手この手で人の財産を奪いに来ますので本当に油断できないですね。

スキミングの手口

スキミングの手口はカードの種類により違います。

接触型カード

接触型カードの場合は,その名の通り,お店でクレジット決済をする際,カードと端末を接触させないと使えませんので上記記載したスキマーをクレジット決済のカードリーダー端末やATMに仕掛けて情報を盗みます。

後日,犯人が仕掛けたスキマーを回収し情報を手にするか無線等で情報を飛ばして大切な情報が犯罪者の手に渡ってしまうのです。

非接触型カード

非接触型カードとは,分かりやすく言えばSUICAICOCAEdy等があたります。これは接触型と違い,接触せずに使用します。例えば,駅の改札でカードケースや財布に入れたSUICAをカードリーダーに近づけただけでピッと改札が開きますよね。すごい便利なのですが,逆に怖い部分があります。

スリと同じで満員電車や人ごみの中でポケットやカバンにスキマーを近づけられたら抜きとられる可能性があり,接触型と比べ容易に情報を盗めます。

スキミング対策

スキミングの被害をどのように避けるべきかその対策を記載します

カードを第三者に渡さない,預けない

特に飲食店に行った際は,席で会計する場合があると思います。信用のある大手なら大丈夫と思いますがそれでも極力,お会計は支払う本人がレジまで行って会計を済ませて下さい。

目が離れれば冒頭記載のニュースのようなスキマーなしでも容易にカード情報を盗めます。

メモもありますがスマホの写メでカードの表裏を2枚撮影,5秒で終わります。

カードを利用する場所を選定する

百貨店やスーパー,家電量販店,カーディーラー等は大丈夫でしょうが,気をつけなければならないのが風俗店怪しいエステ店等で使う時は慎重になって下さい。全部が全部そうじゃないですが私の警察時代も風俗店,エステ店での被害が非常に多かったです。

あと海外は,本当に要注意です。日本はまだ少ない方ですが現在はアジアが急増しているようです。

中国,韓国,インドネシア,フィリピン等で急増していますので渡航の際は警戒して下さいね。

暗証番号の管理

スキミング被害に遭い,カード情報は抜き取られても暗証番号まではその情報の中に入っていませんので暗証番号で防げる可能性もあります。

当然ですが暗証番号は生年月日や車のナンバー,分かりやすい番号(1234,1122等)は避けて下さい。

また定期的に暗証番号を変更することを心掛けて下さい。

これはスキミング以外の犯罪にも言えることですので絶対です。

ICカードに変更

磁気カードからICカードに変更することでスキミング被害のリスクが軽減されます。

ICカードはサインでなく暗証番号での決済が可能になりますので誰でもカード裏の名前を書けば買えるというわけにはいかないようになっています。

まだICカード対応していない店舗にはサインを求められますので全てに当たり前になるのはまだ時間が掛かりそうですね。

これから全てのカードはICカードに移行されていきます。政府も2020年までに移行すると言っているので間違いないでしょう。

ただし,ICカードだから絶対安全っではなくスキミングは可能です。

あまりICチップの技術的なことは分からないですがスキミングに時間が掛かるらしく,犯人は嫌がりますね。それだけでも十分抑止に繋がります。

スキミング防止グッズを使用する

主に『非接触型カード』についてです。

非接触型カードは電波を飛ばして,機能するので電波を通さない鞄や財布に入れたり,また重ねるだけで電波を通さないカード等が販売されていますでそれらを利用するのも対策です。

盗難保険

こちらは予防というより,被害にあった際に助けてくれる商品ですね。

日本国内発行のクレジットカードにはほぼ付帯されていますが念の為,確認して下さい。

特に海外で不正利用された時は被害が大きいですので保険は大事ですね。

まとめ

キャッシュレスの時代が急速に加速し,何十年後かには現金というカテゴリーがなくなってる時代が訪れるかもしれません。

そんな時代が急速に迫って来る中,今まではひったくり等の被害に遭って現金が盗まれる等の犯罪が主流でしたが犯罪も技術も時代の変化にのってきています。

つい最近,仮想通貨が取引所から大量に盗まれるという事案がありましたが犯罪者も時代に合わせて進歩しています。

まずは本テーマで記載した対策をしっかり心掛けて,犯罪者に負けないように私達も時代の流れに乗っていきましょう。

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