【パトカーのあれこれ】白黒パトカーや覆面パトカーの種類,クラウンなどの車種や使用方法について。

先日,車を運転中,後ろのパトカーがこちらに向かってマイクで『止まりなさい』と言われ止まったら私じゃなく私の後ろ(死角)を走っていた原付のお兄さんでした。少しだけ恥ずかしい思いをした松本誠です。

今日,国道でパトカーを煽ってるアリストを目撃しました。若い兄ちゃん姉ちゃんの恐らくカップルでしょう。対向車線でしたのでその後は不明です。アホですわ。

最近パトカー関連のちょいネタが私の身の周りで起きていますのでパトカーについて書きたいと思います。
何回かに分けて書きたいと思います。

パトカーのあれこれ
  1. パトカーの種類
  2. パトカーは警察官なら誰でも乗れるのか
  3. パトカーは改造されているのか
  4. 何故パトカーはトヨタ・クラウンが多いのか
  5. サイレンのあれこれ
  6. 赤色灯のあれこれ
  7. パトカーに積載されている装備品
  8. パトカーの値段
  9. パトカーの秘密

上記ボックス内に小分けしましたが今回は『1パトカーの種類』の太字の1種類について書きます。

私は刑事になる前は,パトカー乗務員をしていましたので,その経験からパトカーのあれこれ・秘密を教えます。

今回は『パトカーの種類』ということでパトカーって白黒や覆面,ミニパトなど様々な種類を見ますよね。一括りにパトカーと呼んでいますが種類によって,やることが全然違います。
それらを簡単に説明します。

ちなみにパトカー(パトロールカー)の正式名称は『警ら用無線自動車』って言います。警察内ではPC(ピーシー)と呼んでいます。

パトカーの種類その1 『何でも屋のよく街で見かけるパトカー』

トヨタ・クラウンやスバル・レガシーをよく見かけますが一般的によく見るパトカーです。大きめのセダンタイプのパトカーですね。
特徴としては地域課のパトカーは,車の屋根に昇降式のサイレンがついているものが多いです。(昇降式がない場合もあります)
もう1つの特徴として,フロントガラスや屋根に『警察署(自ら,方面)の名前+1』など所属と何号か示していますそこに『交機』や『高速』と示していれば交通取締りを目的とした交通課の悪魔のパトカーです。

主に地域警察官が使用しています。交番や警察署から事件事故があれば,急行するパトカーで,出動以外の時は,パトロールや職務質問からの検挙活動,交通取締りなどを行なっています。

暇そうに見えて結構忙しいですし,24時間勤務なので忙しい時は休憩もとれず運転しているので深夜は眠気との戦いです明らかに過労運転です。

あと何より辛いのが24時間パトカーの中で2人切りだということです。嫌な上司や先輩と勤務だったらあの狭い空間で発狂しそうになります。基本最低半年は配置換えはないので半年間共にします。

地域課パトカーの特徴
  1. 昇降式の赤色灯が装備されている(例外で昇降式なしもある)
  2. ルーフやフロントガラスに『警察署(自ら・方面)+数字』のステッカーが貼ってある

パトカーの種類その2『交通取締り専門,交通パトカー』

こちらは事件や事案にはほとんど出動しない交通取締り専門のパトカーです。私のいた警察ではよっぽどのことがない限り交通事故にも行きません。応援ぐらいきてくれてもいいと思いますが・・・。

特徴としてはパトカーの屋根に昇降式がなく車内は青の制服を来た2人が乗っています。
冬は黒の制服を着用していることがあります。ただし,たまに昇降式なしのパトカーでも地域課所属のパトカーはいます。

まぁ地域課であろうが交通課であろうが目の前で違反すれば取締りを受けますが。

ある交通機動隊の警察官の話では,今まで取締りをやりすぎていろんな人に嫌われ,文句を言われ『俺は畳の上では死なれへん。きっと呪われて死ぬんや』と言っていました。仕事だし,交通秩序を守ってるとはいえ,少し切なく感じた記憶があります

パトカーの種類その3『使い回しの可愛そうなミニパト』

ミニパトは田舎に行けば行くほどよく見ます。大都会では少なめです。
ミニパトは色々な使い方があり,駐在所の警察官の足,都会ならバイクか自転車だが地方へ行く程それでは範囲が広すぎて仕事にならないことからミニパト使用,警察署の交通課警察官の足,そしてパトカーの代車です。

駐在所や地方の警察は管轄範囲がめちゃくちゃ広いです。大都会みたいに管轄範囲が端から端まで自転車で10分では行けません。バイク(125cc以下)や自転車ではパトロールできないのです。
また,都会に比べ警察官の人数が少ないので警察官一人一人の受け持ち範囲が広大ですので駐在所や地方の警察は地域警察官でもミニパトを多用しています。

次に交通課の警察官の取締りポイントまでの足や交通事故や交通事件などの捜査に使用したりします。

そして地域課のパトカーの代車です。パトカーは走行距離が超多走行ですのでクラウンとはいえ,数年経過すれば故障箇所がポロポロ出てきます。その度に整備工場に入庫するのですがないままだとパトカー乗務員の仕事道具がなくなってしまい,街の治安が守れません。そこで数日で治る故障や車検などの場合は,その間ミニパトで補います
事故などで修理が長引く場合は,本部からちゃんとしたパトカーを借りることもあります。

他の特徴として基本的にミニパトはスピード取締りができません(今後は知りません)。測定する装置が付いていません。他にもカーロケーションシステムが付いていないものが多く,普通のパトカーなら本部から無線の他に事案概要がデータで送られてくるのですがそれができません

ミニパトは普通のコンパクトカーや軽の色を白黒にし,赤色灯を装備しただけのパトカーです。

ミニパトの特徴
  1. 駐在所や地方の警察署の警察官の足
  2. 交通課警察官の足
  3. スピード違反取締りができない
  4. 修理などで入庫中のパトカーの代車

パトカーの種類その4『交通事故捜査専門の交通捜査パトカー』

主に警察署や本部交通部の交通捜査係が使用しているパトカーです。トヨタ・ハイエースか日産・キャラバンがメインです。
交通事故現場に事故の捜査を行います。捜査といってもひき逃げなどの事件で聞き込みや犯人の行動確認を行う時は,こんなでっかい目立つパトカーは使用しません。

主に現場に赴き,交通事故事件の実況見分(現場検証)などを行います。
箱バンな理由は,単純に荷物をたくさん積載できるからです。大量のカラーコーンなどの嵩張る荷物が多く乗っています。

私の警察では,物損事故の場合は,ほとんど現場に来ませんでした。人身事故や物損事故でよっぽどややこしい事故しか現場に来てくれません。まぁ人によりますが腰が思い奴は本当に来ません。というイメージです。

パトカーの種類その5『交通?刑事?色々な覆面パトカー』

覆面パトカーは,色々種類あります。

まずは,交通取締りに従事する交通機動隊や高速隊です。
最近では女性隊員も増えてきていますが基本的には男2人が青色の制服を着て乗務しています。冬は黒の制服を来ている場合もあります

現在はトヨタ・クラウンがほとんどでクラウンの覆面は基本的に交通機動隊か高速隊です。刑事課の覆面パトカーがクラウンということはほぼ無しと思ってもらってもいいくらいです。
クラウン以外にも各都道府県によって様々な取締り専用の覆面パトカーが配備されており,トヨタ・マークX,日産・スカイライン,スバル・インプレッサ,ひと昔前では日産ステージアなどがありました。

交通課の覆面パトカーの赤色灯は車内のボタン操作一つで自動で赤色灯がルーフ上に出てきます

次に刑事課の覆面パトカーです。スピード違反取締り装置が装備されていませんのでスピード違反の取締りはできませんし,余程のことがない限り交通取締りは行いません。
警察署刑事課・生活安全課の覆面パトカーは基本的に5ナンバーサイズでトヨタ・アリオンなどのカローラ系,スズキ・キザシなどがあり,本部系の機動捜査隊などは,3ナンバーサイズの車を使用することが多く,日産・スカイライン,日産・フーガ,スバル・レガシーなどを使用しています。

事件現場へ赴く時に使用したり,張り込みや聞き込みを行う時に使用し,重要事件の場合は交通課の覆面パトカーとは違い赤色灯は自動ではなく窓から手で屋根に設置しないといけません

次はあまり知られていない,知ってはいけない部署の警備課の覆面パトカーです。

車種は警察署の警備課は刑事課や生活安全課と同じです。
本部の国内外の要人,国外の超ウルトラVIPな国のお客様を警護したり天皇陛下などの皇族の方々を警衛したりする警衛警護車両は,真っ黒のレクサス・GSや少し前ならセルシオを使用していました。基本的に国産の高級車です。本部でも様々あるのですが本当に秘密なことをしている部署は何乗ってるか分かりません。一度,パトカーに乗ってる時に運転の荒いバイク便を注意する為,職務質問したらそちらの部署の方だったことはあります。尾行中やったらしい。間違えて書いたので線引いて消しときます。

覆面パトカーの特徴
  1. クラウンは基本的に交通機動隊や高速隊の取締り用の覆面パトカー
  2. 警察署の刑事課や警備課などはアリオンなどの5ナンバーサイズの覆面パトカー(スピード違反取締りはできない)
  3. 機動捜査隊などの本部刑事部は3ナンバーサイズのレガシーなどを使用
  4. 国の要人などを警護する際は,レクサスなどの国産高級車の覆面パトカー

パトカーの種類のまとめ

今回は,パトカーの種類を記事にしました。白黒パトカーや覆面パトカーなどたくさん種類があります。刑事課や交通課,地域課と役割が分かれているようにパトカーも部署によって使い方は様々です。

スピード取締りができるできないもその種類によって違いますし,中にはVIP用の高級覆面パトカーもあります。おさらいで簡単にまとめました。

パトカーまとめ
  1. 昇降機赤色灯付きのパトカーは地域課使用
  2. ルーフやフロントガラスに『警察署(自ら・方面)+数字』のステッカーが貼ってあるパトカーは地域課使用
  3. ミニパトは便利車や足がわり
  4. 昇降機なしでブルーの制服を着ている2人組が乗っているクラウンの覆面パトカーは交通課使用
  5. 5ナンバーサイズのアリオンなどの覆面パトカーは所轄刑事,3ナンバーサイズのレガシーなどの覆面パトカーは本部系の刑事が使用していることが多い
  6. 超VIP外国要人などの警護は国産高級ブランドのレクサスGSなどが使用されることが多い

パトカー以外にも警察車両はたくさんあります。またそれは番外編ということで別の機会で紹介していきます。

パトカーについてのあれこれはまだまだあります。『パトカーは警察官なら誰でも運転できるのか』『何でクラウンが多いの?』など,これから少しずつ伝えていきますのでまた見に来て下さい。

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3 件のコメント

  • 街中では白黒のパトカーは良く見ますが、やはり一般市民感覚だと白黒パトカーを見ると、ついハッとしますね。違反もしていないのにドキッとします。時々、交差点や踏切などが見える少し離れた場所で待機しているところを見ることがありますが、パトカーが見えたほうが一般市民もしっかりと一旦停止したり左右確認してから発進するようになるんですが、少し見にくい場所(隠れた場所)にいて違反を摘発しようとしている場合もありますね。 あれはもう点数稼ぎとしか思えませんし、違反を誘発するかのようであまり気持ちの良いものではありませんが、警察官もサラリーマンなんでしょうね。

    • K.Isobeさんコメントありがとうございます。警察官はサラリーマンですよ。交通違反取締りが好きな警察官はあまりいませんよ。警察官は営業マンと同じで全てが数字で管理されていますから。私は刑事でしたので交通課のことは詳しくは分かりませんが数字で管理されて大変みたいですよ。

  • TVで「警察24時」等と特集番組が良くありますが、本当に警察官の方々って大変なお仕事なんだな、とつくづく思います。 公務員ですから社会的には安定したお仕事なんでしょうが、完ぺきな縦社会と数字で管理された管理体制で、私は間違いなく適応できない社会だと思いました(笑)

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