【年末年始の犯罪】年末年始はどんな犯罪が増えるのか?また年末年始の警察は忙しいのか?

こんばんは。早いもので2018年ももうすぐ終わりですね。平成も終わりで次の元号は何なんでしょう?少し寂しい気もしますが新しい年がスタートするということで少し楽しみな気もします。昭和生まれの松本誠です。

年末年始は実家に帰省,自宅て寝正月,旅行など人それぞれですが私は家族5人で旅行に行く予定(もちろん国内)です。警察辞めたのでキャンセルの心配もありませんので。

今回は年末年始がもうすぐということで,年末年始に増加する犯罪,気をつけておきたい犯罪をブログにしてみました。
また,世間一般では年末年始は警察は忙しいと言われていますが本当に忙しいのかを元刑事の私が真実を語りたいと思います。

年末年始に増加する犯罪(気をつけておきたい犯罪)

年末といえば忘年会でお酒,連休に入れば帰省や旅行,新年になれば初詣,大きく分ければこれらの3つに犯罪がくっついてくる感じです。多分,言われなくても皆さん知っていると思いますが,知ってても犯罪に巻き込まれたり,被害者になったりするのでおさらいの為にも書いておきます。

犯罪防止策は後ほど記載します。

【年末年始の犯罪】忘年会で深酒→スリ被害や喧嘩からの暴行傷害

私は関西在住なので忘年会といえば難波(ミナミ)や梅田(キタ)を思い浮かべます。関東や九州の方々も色々思い浮かぶ場所はあると思います。
夜中になると人も少し少なくなり,路上には酔っ払って寝ているサラリーマンや時には若い女性の方がいます。もう犯罪者からしたら恰好の餌食ですよ。

他には怒号が聞こえたかと思うと殴り合いの喧嘩がその辺で始まっています。

これらのほとんどの人がアルコールの臭いをプンプンさせ,酔っ払っています。

【スリ・仮睡者狙い】年末年始の犯罪

一般的には路上で寝ている人から財布などを抜き取ることをスリとい言われていますが,捜査機関では窃盗の分類を仮睡者狙いと称されることが多いです。

酔っ払って寝ている人って耳元で大声出しても足を抓っても全く起きません。ぐーすかぐーすか気持ち良さそうに寝ています。
なので,スーツの内ポケット探ろうがズボンのポケット探ろうが被害者本人にはほとんど気付かれません。
たとえ目を覚まして気付かれたとしても『大丈夫ですか?救急車呼びましょうか?』など介抱する良い人を演じていれば,大丈夫です。泥酔している被害者なのでほとんどバレません。

ちょっと犯罪者目線で書きましたが,犯罪者にとっては簡単にお金が入る恰好の餌食なのです。

【強姦・強制わいせつ】年末年始の犯罪

ほとんどの犯罪者は,しょうもない奴ですがこの性犯罪の犯人は,カス中のカスです。言葉悪いですが性犯罪と子供に対する犯罪は,本当に許せません。

これもよくありました。若い女性が泥酔して路上で爆睡しているところをおぶってホテルに連れ込み強姦するという悪質極まりない犯罪です。
複数で車に乗せて,人気の無い山奥まで車を走らせて行為に及ぶというのもありました。

男が女性をおんぶしてホテルに行く行動,第三者から見て怪しいですか?ミナミやキタなどの繁華街の飲み屋街ではよくある光景です。だからあまり怪しまれないんです。連れて行かれてる女の子も飲みすぎて訳が分からない状態になっていますので。
誰にも怪しまれないというのが非常に怖いです。

【喧嘩からの暴行・傷害】年末年始の犯罪

以前,【飲酒運転】人はどうして犯してしまうのかで記載したのと動機についてはほとんど同じです。

【飲酒運転】人はどうして犯してしまうのか

2018.09.12

この時期に限ったことではないですが酔っ払いの喧嘩は,普段から素行の悪い者や粗暴な者でなくても繁華街の深夜はよく喧嘩があります。
仲間内の喧嘩はよくありますがそれ以外の赤の他人同士の喧嘩もよくあります。目が合った合ってないなど中学生の喧嘩みたいな理由で喧嘩します。

普通のサラリーマン対ヤンキーも何回もありました。ヤンキーがボコボコにされていることも結構ありましたがそれはそれで少しおもしろかったです

もちろん酔っ払って喧嘩して,相手に手を出したり,怪我をさせたら犯罪です。怪我をしなかったら暴行(唾をかけても),怪我をさせてしまったら傷害になります。
酔っ払って殴ってしまった,押し倒してしまったは通用しません。

【年末年始の犯罪】帰省や旅行で長期不在→空き巣

年末年始は帰省する人,旅行に行く人と家を空にする方が増えます。私も1泊2日ですが家族サービスで旅行に行きました。
その間,泥棒は狙っています。空き巣です。

ゴールデンウィークの期間も同じで,泥棒からしたら稼ぎ時です。

泥棒は留守の家に一旦入ればゆっくり盗みをできますので一回の侵入で稼げる額も多いのです。

実際,警察時代は連休最終日(帰省などから帰宅した日)は大忙しでした。空き巣の申告の連続で順番待ちになるくらいでした。

【年末年始の犯罪】初詣→スリや痴漢

初詣は,スリ被害が多発します。しかも初詣などの人が多いところでいつの間にか財布がなくなっているのでほとんどの人が盗まれたという意識がなく落としたという風に勘違いしています。

人混みの中の犯罪はスリだけでなく痴漢も多いです。満員電車以上に人が多いですし,満員電車と違い常に人が動いていますので触る犯罪者の方にとっては非常にやりやすい状況です。

場所によりますが初詣って1度に何千人何万人ていう人数が集まりますので犯人の割り出しもなかなか難しいものです。

年末年始の犯罪の防犯対策

年末年始に発生しやすい犯罪については先に記載しました。皆さん分かっていても被害に遭ってしまいます。当たり前のことしか書きませんがおさらいのということで頭に残して下さい。
年末年始に限らず必要なことですので。

【年末年始の犯罪の防犯対策】スリ・仮睡者狙い

ここでいうスリや仮睡者狙いついては,忘年会などで泥酔した上での被害ですので,1番の防犯対策は意識がなくなるまで『飲みすぎるな』ってことです。
そんなこと誰でも分かってると思うのですがこれがなくなれば,路上での寝落ちがなくなります。

って言っても忘年会は飲んでしまいますし,そういう場なのである程度は仕方ない部分はあります。

犯罪者を除き1番悪いのは一緒に飲んでいた会社の人や知人などです。警察の時は,必ず酔いつぶれた同僚や後輩がいたら必ず家の玄関まで送り届けるか家族に迎えに来てもらうが鉄則でしたので考えられないです。

飲む飲まないの話はこれぐらいにして,対策を話します。
誰でも分かってることだと思うのですが飲み会には,カバンを持っていかないということです。ここにいう泥酔の上での被害っていうのは,他に防ぎようがありません。酔っているので自分が何をしているかも分からないでしょうし,ましてやそんな状況で自分が被害者になることなど考えられませんのでどんな対策をしても無駄です。

全ては酒に対しての意識だけが重要です。

【年末年始の犯罪の防犯】強姦・強制わいせつ

先に書いたスリや仮睡者狙いと同じことが言えるのですが本人が酔い潰れてしまって,路上で寝込んでしまったらどうもこうもありません。
とりあえずそこまで飲まない飲ませないってことです。飲ませる人がいるのであればその人が最後まで責任取ることです。

スリや仮睡者狙いと違って,この犯罪に関してはお金を盗まれることとは比にならないくらいの被害です。1人でホストクラブに行って飲み過ぎたなどは自分の意識が重要ですが寝込んでいる女性の中には意外と忘年会帰りの女性が多いです。
話を聞くと上司に連れられえて二次会でまた飲んでっていうパターンです。
そのまま放置して1人で帰らせるなんてありえません。最後まで見れないであれば最初から二次会に誘うなって感じです。

愚痴みたいになりましたが酒に関わる事件事故は酒に対しての意識が1番の防犯対策なのでこのように記載しました。

【年末年始の犯罪の防犯対策】空き巣

これに関しては,被害者になんの落ち度もなくもちろんアルコールも関係ありません。
長期旅行や田舎への帰省など自宅を数日間不在にする期間です。

泥棒に対して少しでも隙を作らないことです。

長期不在する際の空き巣対策
  1. 留守の期間中は,新聞配達を止めるよう新聞販売店に依頼する。
  2. 郵便物も局留めを依頼する。
  3. 家の外に置いているゴミも片付ける
  4. 電気代をケチらず外灯はつけておく
  5. 戸建ての場合は,2階に外から侵入されにくいように外に踏み台になるような物は置かない。

を最低限行いましょう。

とは言っても,長期不在する時は,雨戸は閉めるし,車で出掛ける場合は車もないし,泥棒にとっては家にいないことはすぐバレます。でも,雨戸を閉めずにというのは,余計に防犯上よろしくないのでオススメしません。

泥棒は,警戒している家とそうでない家があれば,当然警戒していない家を選びます。だから,対策しているのが泥棒にバレても仕方ないですし,防犯に対して神経質になっている面をアピールしてやれば,リスクの高いそういう家はあまり選ばれません。
金銭的に余裕があればホームセキュリティなども非常に効果的です。そんなに高いものでもないですし。

【年末年始の犯罪の防犯対策】人混みの中でのスリ

先ほども申しましたとおり,初詣などの人混みではスリ被害が多く発生します。
鞄の中やポケットの中からスられる被害がほとんどです。

初詣などの人混みは,流れが一方通行なことから大概は後ろからスられます。リュックやウエストポーチを後ろ側にしていればファスナーを開けスられます。
あと男性でよく見かけますがズボンのお尻のポケットから長財布が半分飛び出しています。それもターゲットです。

対策については,鞄は必ずお腹側にし,財布も初詣の時期などはジャケットやコートを着ていると思いますので内ポケットに収納して下さい。
あと人それぞれ服の好みセンスはバラバラなので嫌な人もいると思いますが財布にチェーンつけるのもありです。犯人にとってチェーンを取るのはかなり手間ですし,スリに関しては,一瞬の動作ですのでなかなかそこまでは難しいです。
私自身はカバンを持つことが多いので必ず自分の前くるように紐をズラして持っています。

警察官は年末年始は多忙なのか?

よく警察時代に年末年始は忙しいから大変やね,ご苦労様とお声を掛けて頂くことがあります。

正直に言います。年末年始は普段より断然に暇です。

12月30日から1月3日くらいは事案が極端に少なくなります。夜中の交通量や人の量も普段より断然少ないです。
普段より出歩く人が少ないといことはその分,トラブルも少ないということですので通報も少なくなります。よって,110番通報や警察署への直接申告が減るので暇になるのです。

ただ,上記で記載したように一定の犯罪は増えますし,部署によっては警備につかないといけなかったりと忙しいところは忙しいです。機動隊や大きな神社を管轄している警察署は全員体制で警備につきますので当直員以外もお正月は仕事です。

ただ,警備なんかは最初から予定されていた訳ですし,忙しいという表現は正しいのか分かりません。捜査本部ができている部署も年末年始なんかあまり関係ありませんので忙しいです。

ここにいう暇という表現は,突発事案が極端に減るので暇ということです。簡単に言うと今ある仕事に上乗せになるような事件事故が少ないのです。

警察時代を振り返ると,年末年始の当直は,1年で唯一落ち着いた期間かなぁと思います。しかし,普段より事件事故の申告の数が少ないだけで年末年始にも当然に凶悪な事件や先ほど記載した犯罪は多発しますので油断はできません。

事案の数が少ないだけで私自身も31日2年連続で当直だったときは年越しは2年連続万引き犯と取調室で2人切りで過ごした記憶があります。

まとめ

年末年始は大掃除や帰省,家族サービスなどで色々と忙しいですね。泥棒も稼ぎ時で忙しい時期です。
1年の締めくくり,1年の初めに犯罪被害に遭うなんてどっちも後味が最悪に悪いです。なので,年末年始に被害に遭いやすい犯罪を頭の片隅において,防犯対策を行いましょう。

年末年始の最低限の防犯対策
  • 忘年会や新年会では飲み過ぎない。
  • 家を長期不在にするときは新聞を止めるなどの最低限のことをする
  • 初詣などの人混みに行くときは,財布やカバンの場所(向き)に気をつける

これらのことをするだけで,しっかりとした防犯対策になっています。

訳の分からない身勝手な犯罪者に気分を害されることなく新年を迎えまたはスタートできるよう気をつけていきましょう。

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2 件のコメント

  • 日本人って、つくづく酒の飲み方、嗜み方が下手だと思いますね。 完全に酒に呑まれちゃってるって感じです。 泥酔して道路に寝込んじゃって財布をすられたり、女性ならわいせつ行為をされたり、はたまた車に轢かれたりして、そこで警察官が呼ばれたりしたら大迷惑ですよね~! 自業自得じゃないか、と思いますがこれも公務員ならではの仕事で、仕方ないのかも知れないですが、本当にご苦労様、と言う感じです。

    • ISOBEさんコメントありがとうございます。みんなでお酒を飲む場合は,飲んだ方だけでなく一緒に飲んでた人,飲ませた人も最後まで責任を持って欲しいですね。そうすればお酒関連の事件が少しは減ると思うのですが。

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